2008年1月26日
珈琲と豆とコクの関係。
あの日からもうどれくらい経つのだろうか。
世紀末の大魔王が奪ったものは余りにも大き過ぎた筈なのに、
数えてみれば10年なんて、あっという間に過ぎてゆくものか。
年に一度の雪が積もるあの季節の一日に、
此処数年はその景色の中に僕はもう居ない。
それだけ確実に時は過ぎてゆくものらしい。
未来へと急かすこの足を留めることを漸く知って、
現在と向き合ってみれば、その布石は布石へと繋がり、
この命を繋いで、墨の黒色に混ざり更に色を深めていく。
その道を歩む足が、時々痛むことがある。
けれど、靴を履くことを覚えたからこそ人はその痛みを想い出す。
「ひとり」という孤独の意味を知れば、
淋しさや満たされない心の根を掴むことが出来る。
それと向き合う事ができるよう、「ヒト」という獣は心という鎖で縛られた。
10年経って、春の美しさを知る為に、
僕は冬の美しさも知っていた。
桜の花びらを雪に喩えられるのなら、
この空気の冷たさや、諦めきれない弱さ、脆さを
知らされていくのと同じだけ、この先で咲かせてみせるよ。
愛する方々に、感謝を。










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